研究課題/領域番号 |
19K17972
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部) |
研究代表者 |
吉井 陽子 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部), その他部局等, その他 (00795320)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 原発性アルドステロン症 / 内分泌 / 高血圧 / primary aldosteronism / hypertension / aldosterone / vitamin D receptor / 腫瘍増殖 / アルドステロン / RXR / エピゲノム / アルドステロン合成 / DNAメチル化 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者はアルドステロン産生腺腫(APA)におけるDNAメチル化を基盤にしたアルドステロン合成制御機構の解明から創薬基盤因子の探索行ってきた.これまでの研究結果から,レチノイドX受容体(RXR)共役因子Xは,プロモーター領域の脱メチル化により転写が促進され,APAに発現するATPase体細胞変異がその脱メチル化を誘導することをている.本研究ではRXRを介したAPAの腫瘍増殖機構およびアルドステロン合成制御における合成機構を解明することを目的とする.
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研究成果の概要 |
原発性アルドステロン症 (PA) は高血圧患者の5-10%程度を占め頻度の高い疾患である.PAはアルドステロン産生腺腫 (APA) と特発性アルドステロン症に大別され,両者ともアルドステロンを過剰産生し心血管疾患を合併しやすい.本研究では,DNA低メチル化によって誘導されるVDR発現がATP1A1変異APAにおいて細胞増殖に不可欠であること,及びNKA刺激がATP1A1変異APAの増殖に関与することを示した.これらの知見はAPAの治療標的因子の同定に結びつくと考える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原発性アルドステロン症 (PA) は高血圧患者の5-10%程度を占める頻度の高い疾患で,アルドステロンを過剰産生することで高血圧を発症するだけではなく心血管疾患を合併しやすい.そのため,PAの早期診断や治療,アルドステロン合成の制御は重要である.本研究ではアルドステロン産生腺腫におけるアルドステロン過剰産生や細胞増殖機構の一部を解明し,PAにおける治療標的や予防法の開発に役立つ可能性がある.
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