研究課題/領域番号 |
19K18034
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
久世 祥己 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (70837806)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 肝臓発生 / 3次元画像解析 / 組織透明化 / 血管構築 / 血管 / 3次元画像解析 / 血管発生 / 肝発生 / 血管形成 / 画像解析 |
研究開始時の研究の概要 |
臓器移植治療において、圧倒的なドナー不足が大きな問題点である。これを解消するため、当研究室ではオルガノイド (in vitroで作製された臓器) を用いた画期的な治療概念を提唱したが、オルガノイドの大型化や長期培養は達成されていない。そこで、大血管からオルガノイド内への血液灌流培養が必要であると考え、研究を進めている。本研究の達成は、臓器移植治療のために必要不可欠な基盤技術となると考えられる。
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研究成果の概要 |
臓器形成期における立体的な血管形成過程について十分な解析がない。本研究では、マウス胎児肝臓内の血管構築過程を明らかにするため、ホールマウント染色、組織透明化技術、3次元画像解析等を用いた検討を実施した。マウス発生初期における大血管と肝臓内血管の連結過程を明らかにした。また、単離した胎児大血管と肝臓の共培養系において大血管から肝臓への血管新生が認められた。そのため、臓器形成期における血管形成過程の一端を明らかにし、それを再現する培養系の基盤を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管構築過程の立体的な解析手法を確立し、胎児肝臓の血管形成に重要な大血管の特定に至った。今後、その大血管の血管内皮細胞等に近似した細胞をiPS細胞から誘導しヒトiPSC肝臓オルガノイド内への混入により組織構造化や機能向上等が認められれば、疾患モデルの確立などに有益となることが期待される。
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