研究課題/領域番号 |
19K18187
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
牛島 智基 九州大学, 大学病院, 助教 (70529875)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 心不全 / 心筋症 / 細胞骨格関連蛋白質 / リモデリング / 補助人工心臓 / 重症心不全 / Fhod3 / 細胞骨格 |
研究開始時の研究の概要 |
細胞骨格関連蛋白質の1つであるFhod3に注目し、Fhod3の心筋細胞内での発現の増減を評価することで、臨床的な心不全の程度との相関を解析する試みを行う。ヒト心筋サンプルを用いて、VAD治療前後における心筋細胞レベルでのFhod3およびFhod3に関係する細胞内蛋白質の発現量の変化を解析し、VADによる治療効果を分子生物学的側面から評価することを本研究の目的とする。ここから得られた知見は、Fhod3が新たな抗心不全薬もしくは新たな心不全のバイオマーカーとなりうる可能性に繋がるものであると考える。
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研究成果の概要 |
サルコメア関連蛋白質(Fhod3、cMYBP-C、β-MHC、actin)、心不全・心肥大関連シグナル因子(ANP、BNP、Ark、Akt)、核移行関連因子(SRF、MRTF)、Ca handling関連因子(Serca2、Phospholamban)、ミトコンドリア代謝関連因子(TFAM)、線維化関連マーカー(Periostin、Collagen)について、免疫染色、蛋白質定量評価、mRNA定量評価を行った。各因子について個体間・異時的な差異に臨床データとの相関関係を見出すに至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、分子生物学的視点から、補助人工心臓治療の治療効果を判定するための有用な知見は得られなかった。より多くの症例数での解析で、新たな結果を導くことがきるかもしれない。今後も心筋細胞レベルで心不全治療の効果を判定する試みは重要であると考える。
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