研究課題/領域番号 |
19K18242
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
住吉 美穂 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (50510971)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 人工心肺 / sPD-L1 / 免疫麻痺 / PD-L1 / SIRS / PDL1 / デスフルラン / 体外式人工心肺 / 心臓血管麻酔 / ガスクロマトグラフィー |
研究開始時の研究の概要 |
揮発性麻酔薬は、臓器虚血プレコンディショニング効果を有すると考えられており、心臓手術の生命予後を改善する可能性のある唯一の周術期薬物治療として期待されている。しかし、揮発性麻酔薬によるCPB中麻酔管理を実現するためには、i) 人工肺からの麻酔薬投与システム、ii) 手術室麻酔薬汚染を防御する排気システム、およびiii) CPB中の正確な麻酔薬濃度モニタリングの3点を確立することが急務である。申請者は本研究によって、これら未決の重要な3つの問題を解決する専用のCPBシステム構築を行う。
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研究成果の概要 |
人工心肺による炎症状態を多角的に分析する目的で、院外心停止患者において血漿中sPD-L1濃度の測定を行い病態との関連について解析した。 結果、心肺蘇生時の虚血再灌流は免疫細胞や内皮細胞を異常に活性化してsPD-L1を血中に放出し、PCASに伴う免疫力低下や臓器不全の病態に関与する可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工心肺中は全身炎症状態が惹起されることを勘案し、人工心肺による炎症状態を多角的に分析し炎症のメカニズムを明らかにすることによって心臓手術における患者予後の改善に寄与する。
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