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肺炎における肥満パラドックスの微小循環生理学による病態解明への挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 19K18251
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関独立行政法人国立病院機構災害医療センター(臨床研究部)

研究代表者

満田 真吾  独立行政法人国立病院機構災害医療センター(臨床研究部), 臨床研究部, 麻酔科医師 (80636431)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード肥満パラドックス / 肺炎 / 微小循環 / グリコカリックス
研究開始時の研究の概要

肺炎は高齢者の死亡原因として常に上位に位置づけられ、死亡者数も増加の一途を辿っており、肺炎による死亡を減少させることは社会的なテーマとなっている。近年の研究によると、「BMI増加に伴い死亡率が低下する」といういわゆる「肥満パラドックス」が肺炎病態でも見られるというメタアナリシスの分析結果がある。申請者は本研究で、肥満マウスとコントロールマウスの肺炎病態下における微小循環レベルでの事象を「生体顕微鏡画像技術」を用いてin vivoで観察し、変化に富む生体肺血管内皮細胞の機能及び肺の組織学的変化の差を明らかにし、肺炎における肥満パラドックスの病態生理学的機序を解明したいと考えている。

研究成果の概要

平成31年度前半で肥満マウスモデルを作成し、各群に生後8週から体重差が認められ始め高度肥満群、中等度肥満群、コントロール群を作成できた。また後半には、マウス気管内挿管を行い、LPSを気管チューブを介し噴霧により肺炎モデルの作成し、体重減少、炎症反応の上昇が観察され、気管内LPS噴霧によるマウス肺炎モデルを作成できる感触を得た。 最終年度に肥満マウスに対して肺炎モデルを作成し、データを収集する予定であったが、COVID-19の感染拡大により、実験施設への移動の制限、臨床業務の増加 に伴い実験を行うことが難しく、研究実績としては上記にとどまった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺炎は高齢者の死亡原因として常に上位に位置づけられ肺炎による死亡を減少させることは社会的なテーマとなっている。近年の研究によると、「BMI増加に伴 い死亡率が低下する」といういわゆる「肥満パラドックス」が肺炎病態でも見られるという分析結果がある。本研究で肥満マウスとコントロール(非肥満)マウス の肺炎病態下における微小循環レベルでの事象を「生体顕微鏡画像技術」を用いてin vivoで観察し、変化に富む生体肺血管内皮細胞の機能及び肺の組織学的変 化の差を明らかにし、肺炎における肥満パラドックスの病態生理学的機序を解明したいと考えた。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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