研究課題/領域番号 |
19K18289
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山本 知裕 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70596543)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 脊髄前角運動ニューロン / 麻酔薬の作用機序 / 麻酔薬の虚血神経保護作用 / 幼弱ラットin vitro脊髄スライス / ホールセルパッチクランプ記録 / 電気生理学的検討 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の代表研究者は心臓血管外科領域の麻酔を専門としている。大血管手術は他の手術よりも脊髄虚血が生じる危険性が高い。症例によっては脊髄ドレナージや脊髄モニタリングを併用した全身麻酔管理が行われているが、脊髄虚血の予防法に関してはいまだに確実な方法はない。大血管手術や脊椎手術で起こりうる脊髄虚血に対して、麻酔科医として、選択する麻酔薬によって脊髄前角運動ニューロンにおける虚血神経保護に寄与できないかと考え、本研究の着想に至った。本研究は、脊髄前角運動ニューロンにおける麻酔薬の作用機序を究明し、さらに、その虚血神経保護作用の有無について、電気生理学的手法を用いて細胞レベルで検討する。
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研究成果の概要 |
幼弱ラットin vitro脊髄スライスを用いて脊髄前角運動ニューロンからホールセルパッチクランプ記録を行うため、脊髄スライス標本用の記録チャンバー、人工脳脊髄液や薬物を脊髄スライス標本へ投与するための灌流システム、脊髄前角に存在する運動ニューロンをテレビモニター下で観察・同定するための近赤外線システムを装備した顕微鏡、微小電極を誘導するためのマイクロマニピュレーター、ホールセル・パッチクランプ記録から得られた電気信号を増幅するためのパッチクランプ用増幅器などを備えた実験系システムを立ち上げた。しかし、昨今のCOVID-19対応などの日常臨床業務も重なり、当初の計画通りには研究が進行していない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前年度は幼弱ラットin vitro脊髄スライスを用いて脊髄前角運動ニューロンからホールセルパッチクランプ記録を行うため、脊髄スライス標本を乗せる記録用チャンバー、人工脳脊髄液や薬物を脊髄スライス標本へ投与するための灌流システム、脊髄前角に存在する運動ニューロンをテレビモニター下で観察・同定するための近赤外線システムを装備した顕微鏡、微小電極を誘導するためのマイクロマニピュレーター、ホールセル・パッチクランプ記録から得られた電気信号を増幅するためのパッチクランプ用増幅器などを備えた実験系システムを立ち上げた。
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