• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

外傷性出血性ショックに起因した多臓器不全におけるHMGB1の作用解明と治療展望

研究課題

研究課題/領域番号 19K18337
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関日本医科大学

研究代表者

吉野 由希子  日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (80813097)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワードHMGB1 / 骨軟部組織損傷 / 外傷 / ショック / 外傷後臓器傷害
研究開始時の研究の概要

本研究は, 外傷により生じた炎症性サイトカインが, 濃度依存性に各臓器障害を誘導することを時系列で証明し, 炎症性サイトカインをターゲットとした新規治療およびその治療開始時期を提案することを目的とする. 重症外傷後に発生する臓器障害の機序解明に新たな展開をもたらす可能性があり, 多臓器不全の治療戦略構築に大きく貢献することとなるであろう. 外傷は, 医学の進歩や時代の流れに 左右されることなく一定数生じ, 今後も患者数の減らない疾患であるため, 治療への社会的ニーズが衰えない領域であり, 研究価値のある学問である.

研究成果の概要

本研究は、外傷と出血のtwo-hitにより生じた各種炎症性サイトカインが、その濃度依存性に臓器障害を誘導しうることを時系列で証明したものである。マウスの骨軟部組織をミンチしたもの(以下TBX)を同種マウスに移植する骨軟部組織損傷モデルに出血性ショックを加え、作成24時間後のマウスの血漿中の炎症性メディエータを測定した。データ分析により、TBX背部皮下移植が全身性炎症を惹起させることが分かり、さらに関連分子(HMGB1)値と外傷性出血性ショックの重症度との相関性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、外傷により生じた炎症性サイトカインが、濃度依存性に各臓器障害を誘導することを時系列で証明し、炎症性サイトカインをターゲットとした新規治療およびその治療開始時期を提案することを目的とした。 重症外傷後に発生する臓器障害の機序解明に新たな展開をもたらす可能性があり、多臓器不全の治療戦略構築に大きく貢献する可能性がある。外傷は、医学の進歩や時代の流れに左右されることなく一定数生じ、今後も患者数の減らない疾患であるため、治療への社会的ニーズが衰えない領域であり、研究価値のある学問である。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi