研究課題/領域番号 |
19K18375
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
松田 尚也 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (30587663)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳血管障害 / 脳神経疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
Early Brain Injuryを引き起こす一大要因が酸化ストレスであることが示されており、それを最小限に抑えることで、予後向上に繋がることが期待される。Early Brain InjuryとLOX-1の関連に関する研究は未だ成されていない。酸化ストレスを介した両者の関係性につき証明し、LOX-1阻害によるEarly Brain Injury抑制効果を検討する。
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研究実績の概要 |
ラットSAHモデルおよびコントロール群の作成を行い、以下の項目の検討を継続している。・酸化LDL、LOX-1の検出:脳血管壁における酸化LDL、LOX-1の免疫染色、及びRT-PCRによる発現量を計測する。本項目では、SAHモデルの脳血管壁において酸化LDL、LOX-1の発現が増加している可能性が示唆された。 引き続き以下の項目の検討を進めていく。・神経細胞のapoptosis (ELISA)検出:Caspase3をELISAにて測定する。生体標本として取り出し-80℃にて保存した大脳皮質から蛋白を抽出し、ELISAにて測定、アポトーシスの指標とする。・血管内皮細胞のapoptosis (TUNEL染色)検出:両側基底核および両側脳皮質の切片を摘出し、TUNEL染色を行う。DNA断片化を光顕にてコントロール群と比較してアポトーシスの指標とする。・血液脳関門の破綻(Evans blue染色):予めEvansblue(50mg/kg)を腹腔内投与し灌流固定する。測定値をEvans blueの標準曲線(0.5-40 μg/ml)から色素量として計算し、血液脳関門破綻の指標とする。・脳浮腫の程度(脳乾燥法):生体摘出標本にて、脳乾燥による重量測定により、脳浮腫を評価する。・脳微小血栓の測定:脳皮質細動脈におけるFITC-dextran蛍光染色、Fibrinogen免疫染色、Collagen4免疫染色にて微小血栓の検出を行う。・脳内微小血管内皮細胞障害の測定:脳底動脈切片を摘出し、eNOS・MMP-9抗体染色およびELISAを行う。また、末梢血d-ROM測定を行い、酸化ストレスによる血管障害・炎症所見の指標とする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
ラットSAHモデルの安定した作成に時間を要し、また再現性が得られないことに関する原因検索に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き研究実施体制及び方法の見直しなども行いつつ、神経細胞のapoptosis、血管内皮細胞のapoptosis、血液脳関門の破綻、脳浮腫、脳微小血栓につき随時評価を進めていく。
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