研究課題/領域番号 |
19K18428
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山下 俊輔 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (80839572)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 頚動脈狭窄症 / 脳血管反応性 / メタボローム解析 |
研究開始時の研究の概要 |
無症候性頚動脈狭窄症は、脳梗塞のリスクと考えられている。抗血小板療法、降圧療法、脂質低下療法を含む最良の内科的治療をおこなうが、狭窄が進行性に増悪し、症候を呈する例が少なからず存在する。症候を呈する前に外科的治療が介入することが望ましいが、近年の内科的治療の著しい進歩の前に、外科的治療の有益性については種々の議論がなされているのが現状である。本研究は、無症候性頚動脈狭窄症の症候化に関するバイオマーカーを、メタボローム解析の手法を利用して見いだすことを目的とし、最終的なゴールは血液一滴から無症候性頚動脈狭窄症の予後予測を実現することである。
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研究成果の概要 |
頚動脈狭窄症の外科的治療において、脳血流や脳血管反応性は過灌流症候群の重要な予測因子となる。BeamSAT pulseを利用したICA-selective MRA、およびVA-selective MRAの手法により、ウィリス動脈輪を介した患側中大脳動脈領域のcross flowが評価でき、cross flowがある群では脳血管反応性の低下を認めた。本研究の結果から、cross flowの有無と脳血管反応性が相関している可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳血管反応性の低下は、頚動脈狭窄症に対する血行再建術後の過灌流症候群の危険因子と考えられている。脳血管反応性の精査にはPETやSPECTなどの核医学検査が行われるが、被曝等の問題がある。本研究では、BeamSAT pulseを利用したICA-selective MRAおよびVA-selective MRAを用いてウィリス動脈輪を介したcross flowを評価し、脳血管反応性との相関が認められたが、侵襲度の低いMRIによって脳血管反応性の低下を検出できる可能性があると考える。
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