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新規CTC測定系を用いた前立腺癌循環腫瘍細胞測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K18563
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関香川大学

研究代表者

加藤 琢磨  香川大学, 医学部, 学内講師 (70625673)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード前立腺癌 / 循環腫瘍細胞
研究開始時の研究の概要

前立腺癌の予後および治療効果判定のマーカーとして循環腫瘍細胞(CTC)は近年注目を集めている。その一方、CTCの解析は高コストで長時間を要し、一般臨床では普及していない。我々は散布した細胞を容易に全面に単層配列することが可能なプラスチック基板を開発した。今回の研究目的は、この新手法を用いて前立腺癌CTCを効率的に短時間で解析する方法を確立することである。さらに前立腺癌患者の採血検体を用いて従来法との比較により新規測定法の正確性、有効性を検証する。本研究の成果は前立腺癌の早期転移・再発診断および個別化医療を可能とする新しい治療効果予測方法の開発につながるものと考えらえる。

研究成果の概要

酸素プラズマの表面処理にてプラスチック基板上の親水性を適度にコントロールする技術を開発しました。培養した前立腺癌細胞を疑似血液に添加して作成した溶液をこの基板上に振りまくと、基板の表面に細胞が単層に付着することが確認されました。細胞が積み重なると腫瘍細胞が血液細胞中に紛れ込むため、腫瘍細胞の確認が困難になりますが、この技術により腫瘍細胞を容易に確認することが出来ます。今後は臨床研究を行い、本実験系の臨床応用が可能か検証を行っていく予定です。

研究成果の学術的意義や社会的意義

前立腺癌の予後および治療効果判定のマーカーとして循環腫瘍細胞(Circulating Tumor Cells; 以下CTC)は近年注目を集めています。その一方で、CTCの解析は高額の費用が必要で、解析に長時間を要するため、一般臨床では普及していません。本研究で開発された手法は手技が簡便で、高額な検査機器は用いません。このCTCの解析方法が通常の診察に用いることができるようになれば、手術や放射線治療、抗がん剤治療などの治療後の再発をより早い段階で発見できるようになります。

報告書

(4件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 産業財産権 (2件)

  • [産業財産権] 単離細胞標本、単離細胞標本の製造方法、及び目的細胞の検出方法2019

    • 発明者名
      片岡正俊、梶本和昭、橋本宗明
    • 権利者名
      産業技術総合研究所
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2019
    • 取得年月日
      2020
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [産業財産権] 単離細胞標本、単離細胞標本の製造方法、及び目的細胞の検出方法2019

    • 発明者名
      片岡正俊、梶本和昭、橋本宗明
    • 権利者名
      産業技術総合研究所
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2019
    • 取得年月日
      2019
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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