研究課題/領域番号 |
19K18594
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
西出 峻治 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (10803132)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 腫瘍免疫 / 低酸素応答 / マクロファージ / PHD阻害薬 / 腫瘍関連マクロファージ / がん微小環境 / 腫瘍血管 / 腫瘍環境 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らはこれまでに、PHD阻害薬を使用したがん微小環境の改善により、マクロファージの貪食活性化、腫瘍増殖の抑制を明らかにした。本研究ではPHD阻害薬により活性化したマクロファージが、腫瘍の増殖をどのように抑制するか詳細な機序を解明することを目的としている。
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研究成果の概要 |
申請者らはこれまでに、プロリル水酸化酵素(PHD阻害薬)を用いて腫瘍環境を改善し、腫瘍増殖を抑制することを見出した。その際に腫瘍内マクロファージにおける、がん細胞への貪食活性が上昇していることを明らかとした。本研究では今までの研究結果をもとに、PHD阻害薬にPD-1抗体、CD47抗体を併用することで腫瘍増殖をさらに抑制しえるかを検討した。 さらに、PHD阻害薬を投与することでマクロファージの遺伝子変化を評価することで、PHD阻害薬により活性化したマクロファージによる腫瘍増殖抑制の機序を解析している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、腫瘍内で貪食が活性化した腫瘍関連マクロファージによって、組織障害性細胞(T細胞やNK細胞など)を活性化する詳細な機序が明らかにすれば、PHD阻害薬によるマクロファージの貪食活性を基盤とした新たな免疫療法が開拓できると考える。
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