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ヒト胎盤栄養膜細胞における酸化ストレス負荷によるメタボローム解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K18646
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関大分大学

研究代表者

井上 尚実  大分大学, 医学部, 助教 (90839234)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード胎盤 / 低酸素 / 代謝変化 / 栄養膜細胞 / メタボローム解析 / 酸化ストレス
研究開始時の研究の概要

妊娠高血圧症候群は重症度の差はあるが高頻度に認められる産科合併症である。妊娠高血圧症候群の発症には種々の要因が関わっているが、その病態は胎盤虚血による低酸素、低栄養が影響していると考えられている。この研究ではヒト胎盤絨毛を構成する栄養膜細胞を用いて種々の手法により胎盤虚血モデルを作成し、代謝産物の網羅的解析を行う。虚血に陥った胎盤絨毛細胞ではどのような代謝経路の変化が起こっているのかを明らかにすることで、病態の更なる解明を目的としている。解析にはガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)を用いて胎盤虚血モデルにおける代謝産物の変化について測定し、またその結果について多変量解析を行う。

研究成果の概要

合併症のないヒト胎盤絨毛組織より分離・培養した合胞体性栄養膜細胞および不死化ヒト絨毛細胞株に低酸素環境を用いて酸化ストレスを負荷した。ガスクロマトグラフィー質量分析計を用いて一次代謝産物の測定を行った。測定結果について、多変量解析を行い、代謝経路の変化について解析した結果、低酸素環境下では解糖系、糖新生、TCA回路が活性化していると推測された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、晩婚、晩産が増加しており、妊娠高血圧症候群の発症リスクは高まっている。妊娠高血圧症候群の発症には種々の要因が関わっているが、その病態は胎盤虚血による低酸素が影響していると考えられている。この研究はヒト胎盤絨毛を構成する栄養膜細胞を用いて、虚血に陥った栄養膜細胞ではどのような代謝経路の変化が起こっているのかを明らかにすることで病態の更なる解明につながると考えられた。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヒト胎盤における低酸素環境下での代謝変化についての検討2023

    • 著者名/発表者名
      井上 尚実
    • 学会等名
      第75回日本産科婦人科学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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