研究課題/領域番号 |
19K18685
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
阿部 高也 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 技師 (10720609)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マウス / 着床 / 胚培養 / 子宮 / マウス着床 / マウス胚培養 / 子宮上皮 / in vitor着床モデル / in vitro着床モデル / 胎盤形成 / 桑実胚オルガノイド / in vitro子宮細胞モデル / 桑実胚organoid / in vitro着床 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒトやマウスにおいて胚と母体を繋げる胎盤の形成は、胚が発生していくためには非常に重要な過程である。しかし、着床後から胎盤を形成するまでの胚―子宮間の相互作用やその形成メカニズムなど明らかにされていないことが多く残されている。その原因の一つとして、母体内で生きたまま観察することが難しいことにある。本計画ではこの問題を解決するため母体外(試験管や培養器の中)で着床や胎盤形成が再現できる細胞モデルの開発を試みる。また色々な細胞に分化することのできる幹細胞を用いて、着床後胚を再現できる細胞モデルを構築することで受精卵を必要としない実験系を開発し、胎盤形成のメカニズムの解明を目指す。
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研究成果の概要 |
マウスを用いて試験管内で着床前後の胚と子宮組織で起きる細胞間相互作用を再現できるin vitro着床モデルを開発するため、着床前後の胚培養法および子宮組織を試験管内で再現する擬似子宮組織の作製に取り組んだ。その結果、胚盤胞期胚(受精後3.5日目)を着床後の受精後5.5日目胚相当に培養することに成功した。また、子宮内膜上皮細胞と間質細胞を用いて擬似子宮組織の三次元培養を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
試験管内で子宮組織の細胞環境を再現して、そこで胚を発生させる着床モデルの開発は、胚発生における子宮の役割、着床や胎盤形成のメカニズムを解明する上で重要な役割を果たす可能性があり学術的な意義は大きい。
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