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家兎鼻疾患モデルの作成および鼻粘膜上皮細胞シートによる粘膜再生の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K18784
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

菊地 瞬  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70817262)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード副鼻腔炎 / 骨増生 / 再生医療 / 細胞シート / 粘膜再生 / 細胞治療 / 間葉系幹細胞 / 鼻粘膜
研究開始時の研究の概要

内視鏡下鼻副鼻腔手術で鼻粘膜を温存できず広範囲に骨が露出した部位に骨増生が生じる場合がある。骨増生が生じると症状が再燃する場合がある。露出した骨面に鼻粘膜上皮を速やかに再生させることで骨増生を抑えることができると考える。鼻腔粘膜上皮細胞シートの中耳への移植により非常に良好な粘膜再生が起こることを確認している。そこで、鼻腔粘膜上皮細胞シートを用いた副鼻腔疾患の再生治療の前臨床研究として、家兎の病態モデルおよび治療モデルを作成し、その効果を解明する。この研究の成果は粘膜の再生医療に広く貢献することが期待される。

研究成果の概要

内視鏡下鼻副鼻腔手術で骨が露出した部位に骨増生が生じ、副鼻腔炎症状の再燃が生じることがある。露出した骨面に鼻粘膜上皮を速やかに再生させることで骨増生を抑え、副鼻腔炎症状の再燃を予防することができると考える。露出した骨面に鼻腔粘膜上皮細胞シートを移植することにより鼻粘膜上皮の速やかな再生が可能であると考えた。鼻腔粘膜上皮細胞シートを用いた副鼻腔疾患の再生治療の前臨床研究として、家兎の病態モデルおよび治療モデルを作成し、その効果を解明することを目的とする。

研究成果の学術的意義や社会的意義

副鼻腔炎等の疾患では手術後であったとしても骨増生やポリープの再燃や鼻粘膜肥厚が起こることは臨床の場でもよく経験することである。骨増生、ポリープの再燃・鼻粘膜肥厚が起こると副鼻腔の閉鎖が起こり鼻閉・嗅覚障害・疼痛といった副鼻腔炎の症状が再燃する可能性がある。鼻腔粘膜上皮細胞シートを利用することにより正常粘膜の早期の再生が起こり骨増生の抑制され、手術後の症状の再燃することを防ぐことが期待される。これにより副鼻腔炎の治療に細胞シートによる治療という新たな選択肢が加えられることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Development of a nasal mucosa-removal model for evaluating cell therapy2021

    • 著者名/発表者名
      Kikuchi Shun、Morino Tsunetaro、Takagi Ryo、Nobuyoshi Otori、Kojima Hiromi、Yamato Masayuki
    • 雑誌名

      Regenerative Therapy

      巻: 16 ページ: 32-41

    • DOI

      10.1016/j.reth.2020.12.004

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書 2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 鼻粘膜除去モデルの開発と同モデルに対する細胞シート移植効果について2021

    • 著者名/発表者名
      菊地 瞬
    • 学会等名
      日本鼻科学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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