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弾性線維欠損マウス及び網膜光凝固術を用いたポリープ状脈絡膜血管症モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 19K18861
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

盛 秀嗣  関西医科大学, 医学部, 講師 (50802948)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード弾性線維 / 脈絡膜新生血管 / fibrillin-1 / LTBP-2 / LTBP-4 / fibrillar-1 / ポリープ状脈絡膜症 / PCV / LTBP2 / LTBP4 / Fibulin-5 / tropoelastin / ポリープ状脈絡膜血管症 / ブルッフ膜 / 光干渉断層計 / 光凝固術
研究開始時の研究の概要

A:弾性線維欠損マウスを用いてポリープ状脈絡膜血管症(PCV)のモデル動物を作成し、発症病態を解明する。
B:PCVが観察できた臨床症例を集約し、患者背景及び蛍光眼底造影、光干渉断層計などの画像所見を詳細に解析することで臨床例におけるPCVの発症病態を解明する。
AとBで解明された発症病態に基づいてPCVに対する新規治療法を開発し、臨床例での治療効果の評価を行う。

研究成果の概要

正常マウス、LTBP4ノックアウトマウスともに眼底に光凝固術を行い、脈絡膜新生血管の発生形態、発育速度、退縮過程に有意差はなかった。LTBP-4ノッ クアウトマウスはブルッフ膜弾性板の形成不全も呈したために、光凝固の出力パワーを弱めにして行い、正常マウスでは同様の出力では脈絡膜新生血管が生じな かったが、LTBP-4ノックアウトマウスにおいては脈絡膜新生血管が生じた。以上の結果からブルッフ膜弾性板の脆弱化がより脈絡膜新生血管を生じやすいことがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

弾性線維の脆弱性が脈絡膜新生血管をより生じやすいことがわかった。弾性線維形成にはさまざまなタンパク質が関与し、中でもLTBP-4ノックアウトマウスでより脈絡膜新生血管をより生じやすいことから、既存の抗VEGF薬に新たな成分、弾性線維脆弱化促進する蛋白をブロックすることで、脈絡膜新生血管の発生・活動性を減弱させる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] opmental and age-related changes to the elastic lamina of Bruch's membrane in mice.2019

    • 著者名/発表者名
      Mori H
    • 雑誌名

      Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol

      巻: 257 号: 2 ページ: 289-301

    • DOI

      10.1007/s00417-018-4184-5

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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