研究課題/領域番号 |
19K18909
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
河原崎 彩子 (岡田彩子) 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50550498)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 軟部悪性腫瘍 / 超音波力学療法 / 5-ALA / 軟部悪性腫瘍細胞 / 5-ALA / 光感作物質 |
研究開始時の研究の概要 |
軟部悪性腫瘍希少癌であり、かつ50以上の組織型から成るため、治療の確立、治療評価そのものが非常に困難な疾患群である。現在手術治療が唯一有効な治療であるが、再発率が高く、有効な治療法の確立が望まれる。 近年、がん細胞特異的に取り込まれやすい5-ALAなどの超音波感受性物質の投与後、がん局所に超音波照射を行う超音波力学療法によるがん治療が注目されてきている。がん組織に薬剤を集積させ、病巣に集束的に照射を行う。今回、軟部悪性腫瘍に対する5-ALAを用いた超音波治療のの有効性を検討することを目的とした。頻度が高い軟部悪性腫瘍の組織型を用いて、vitroおよびvivoでの超音波照射による効果を検討する。
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研究成果の概要 |
5-ALAは体内で細胞内にとりこまれポルフィリンⅨが生合成される。癌細胞ではPpⅨの過剰集積がみられ、光は活性酸素を発生させて障害を与え、光線力学治療(PDT)として注目される。さらに、5-A LAは超音波感受性物質としても用いられ、超音波力学療法(SDT)が応用され、PDTと同様な効果をもち、かつ副作用が 軽減される可能性がある。今回、軟部悪性腫瘍細胞のSW872 (liposarcoma cell)とHT1080 (fibrosarcoma cell)を用いて、5-ALAと超音波刺激による併用効果を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟部悪性腫瘍は希少癌であり、多数の組織型から成る腫瘍であるため、治療の確立が難しいとされている。近年承認されている分子標的治療薬は組織型により効果は様々である。一方、今回の研究テーマである超音波力学療法による軟部悪性腫瘍に対する効果についての報告は見当たらず、今後治療となる可能性を検討することを目的とした。
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