研究課題/領域番号 |
19K18915
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
矢吹 華代 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70793305)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 創傷治癒 / 皮膚 / 培養 / Fucci |
研究開始時の研究の概要 |
Fucci (Fluorescent Ubiqutination-based Cell Cycle Indicator) は、生細胞の細胞周期をリアルタイムに観察することが出来る蛍光プローブである。本研究では、遺伝的にFucciを組み込んだマウス(Ficciマウス)を用いて、申請者が新たに開発した創傷部組織培養法で、皮膚創傷後の細胞の移動と分裂をリアルタイムで観察する。さらに、同マウス由来の表皮細胞ならびに線維芽細胞培養系を用いてin vitroの創傷治癒モデルを用いて細胞の分裂と移動を、創傷部組織培養法で観察することを目的とする。
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研究成果の概要 |
in vitro 組織培養系における細胞の分裂と移動のデータを基に、これまで細胞分裂と細胞遊走を促進させ、創傷治癒を促進させると報告されている因子を組織培養の培地の中に混入し、組織培養を行い、創傷治癒に与える影響を観察し、細胞分裂が起こっている部分を活性化するのか、あるいは通常の創傷治癒では分裂していない部分を活性化しているのか調べた。細胞培養系を用いた研究でも、同様にそれぞれが細胞分裂と遊走にどのように影響を与えるか、タイムラプス蛍光顕微鏡を用いてリアルタイムで観察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、リアルタイムで細胞の分裂が不明であった創傷治癒過程の細胞の動態を、生体を模擬した形で観察できた。このことから、今後の細胞レベルでの創傷治療薬の開発や、スクリーニングに有用であると考えられた。
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