研究課題/領域番号 |
19K18925
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
御任 大輔 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (80746412)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | インドシアニングリーン蛍光造影法 / インドシアニングリーン / 蛍光造影法 / リンパ浮腫 / リンパ管静脈吻合術 / デジタル手術用顕微鏡 / 画像処理 / ICG血管造影 / ICG蛍光造影法 / 組織血液灌流 / 三次元再構成 / 蛍光 / 遊離組織移植 / コンピュータービジョン |
研究開始時の研究の概要 |
軟部組織内の脈管におけるより微視的、かつ3次元的なICG蛍光造影を行うための機器開発に際し、ヒト脈管およびヒト皮弁を模したラットモデルを用いて実験を行う。2点間からの蛍光造影像のソフトウェア処理、統合による軟部組織内脈管の3次元化と、作成された皮弁モデル内の経時的な血行灌流域および組織学的な変化について観察を行う。
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研究成果の概要 |
再建手術中の移植皮弁の組織灌流をリアルタイムで評価するために、撮影装置や解析方法を最適化し、より正確で信頼性の高い方法を提供するためにインドシアニングリーン(ICG)を用いた蛍光造影法に関して、撮影装置や解析方法を最適化し、より正確で信頼性の高い末梢組織血流評価法を開発することを目的として以下3つのフェーズに分けた研究開発を行った。 ①イメージングシステムの最適化、②多方向からのICG蛍光像映像の同時撮影と三次元再構成、皮下血管網分布の三次元化、③動物実験におけるイメージングシステムの開発と最適化を行い、動物モデルにおける解析結果と組織の生存率の関係を調査した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再建外科手術では、血管柄付きで移植された組織の血行動態が重要である。そのため、インドシアニングリーン(ICG)蛍光血管造影法が末梢皮膚弁領域の血行動態評価に適用されているが、精度や信頼性に限界がある。より正確で信頼性の高い末梢組織血流評価法を開発、研究した。 本研究において組織の血行動態に関する信頼性の高い情報を提供するための計測機器開発と実装に成功した。本手法を用いた生体での研究データをさらに蓄積することで、再建手術における皮弁生着領域に関する予測率の向上が期待され、ICG蛍光造影の新たな方向性を示すことができた。
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