研究課題/領域番号 |
19K19101
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
村上 小夏 (斉藤小夏 / 斉藤 小夏) 明海大学, 歯学部, 助教 (00824533)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ブラキシズム / 携帯型咀嚼筋筋電図 / バイオフィードバック訓練 / グラインディング / グライディング / 睡眠時ブラキシズム |
研究開始時の研究の概要 |
中枢におけるバイオフィードバックループの関与が考えられているものの,詳細は解明されていない.本研究で用いるEMG-BF訓練は音刺激による聴覚フィードバックであり,中枢に対する学習効果を利用した認知行動療法の一つである.SBは睡眠関連運動異常症であり,SBの減少は中枢系に何らかの影響が与えた結果生じた現象の一つと考えられている.即ちSBの減少は,睡眠状態の変化の結果であることが考えられる.そこで日中にEMG-BF訓練を行うことが,睡眠の質に変化を及ぼすのではないかという仮説のもと,脳波と心電図をパラメーターとした解析を本研究で実施する.
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研究成果の概要 |
日中の咀嚼筋筋電図バイオフィードバック(以下,EMG-BF)訓練が覚醒時ブラキシズムおよび睡眠時ブラキシズムに抑制効果を与えることが報告されている(Watanabe et al 2011).EMG-BF訓練は日中のブラキシズムに対しての訓練であり,その効果が睡眠時のグラインディングに及ぼす影響は未だ不明である.そこで,日中のクレンチングに対するEMG-BF訓練が夜間のグラインディングに及ぼす影響を調べる目的で本研究を計画した. 実験計画に基づき研究を遂行し,データの解析を主におこなった.さらに本年度は国内学会で成果発表ならびに英語論文の投稿をおこない,最終年度のまとめとした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブラキシズム(咬みしめや歯ぎしり)は口腔内装置の破壊や歯の咬耗を引き起こすだけでなく,歯周病や顎関節症などにも影響をおよぼすとされています.しかしながら,ブラキシズムの発生機序や診断基準などは未だ解明されていません.これまでに日中のバイオフィードバック訓練により夜間のブラキシズムの抑制効果が報告されています.ただし,この報告ではクレンチング(咬みしめ)に対する研究報告であり,グラインディング(歯ぎしり)に対する研究報告はありません.そこで本研究では,日中のバイオフィードバック訓練により夜間のグラインディングの抑制効果を検証することを目的としています.
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