研究課題/領域番号 |
19K19105
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
榊 実加 (本田実加) 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (00800749)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 咬合違和感 / QST / GHQ / 定量的感覚試験 / 精神健康調査 |
研究開始時の研究の概要 |
臨床において、検査所見は問題ないにもかかわらず、患者がかみ合わせが気になるので治してほしいと訴えることがあり、多くの歯科医師を悩ませている。現在において、精神疾患に起因、あるいは末梢神経に起因するという報告があるが、診断方法や治療方法は確立されていない。本研究は、「咬合違和感患者の歯および咬筋における感覚を客観的に捉えることはできないか?」を検討する目的で、感覚検査を試みる。将来的に咬合違和感患者の原因を明らかにし、その対処法の立案につながると考える。
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研究成果の概要 |
咬合違和感患者の原因を分類することを目的とし、定量的感覚検(Quantitative Sensory Testing:QST)を用いて咬合違和感を訴える患者の違和感のある部位の歯肉の感覚機能を健常者と比較した。また、精神健康調査(General Health Questionnaire:GHQ)を用いた心理社会的因子を咬合違和感を有する患者と健常者で比較した。 研究においては、咬合違和感を訴えるの患者には心理社会的因子が関与する可能性が示唆された。また、咬合違和感を訴える患者の歯肉における感覚機能には健常者と有意差を認めなかったため、関与を認めない可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、咬合違和感は精神疾患に起因、あるいは末梢の自己感覚受容機能の失調に起因するという報告があるがその分類は困難であり、診断方法の確立がされておらず、多くの歯科医師を悩ませている。本研究では、咬合違和感を訴える患者と健常者のQSTを用いた歯肉の感覚検査およびGHQをも用いた心理社会的因子を比較し検討を行った。将来的にQSTおよびGHQを用いて咬合違和感を訴える患者の原因を分類し、その対処法の立案の一助となると考えられる。
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