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Organ-on-a-Chip技術を応用した新規歯胚分化誘導法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K19116
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関東北大学

研究代表者

堀江 尚弘  東北大学, 大学病院, 医員 (30802318)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード歯の再生 / iPS細胞 / 分化誘導 / 再生歯胚 / Organ-on-a-Chip / FGFR3
研究開始時の研究の概要

本研究はヒトiPS細胞の分化誘導実験において,細胞間相互作用の再現に適したツールであるOrgan-on-a-Chip技術を用いて,歯胚細胞の上皮-間葉相互作用を模倣し,歯胚への安定した分化誘導の実現を図る。
同目的を達成する為,ヒトiPS細胞由来の歯胚上皮・間葉系細胞をChip上で共培養し,歯胚形成と関連があるFGF3,FGF4,FGF10やBMP4を培地中に添加して分化誘導を促進させる。更に,申請者らが過去に樹立した,各種FGFをリガンドとするFGFR3のゲノム編集ヒトiPS細胞を,歯胚細胞へと分化させてChip上で同様に培養し,安定した分化誘導能を備えた歯の発生モデルChipの確立を試みる。

研究成果の概要

研究期間を通じ,ヒトiPS細胞の歯胚上皮細胞への分化誘導法の最適化をおこなった。先行研究にて歯胚の分化に関与すると報告されているBMP-4や,TGF-beta阻害剤(SB),Wnt/beta-Cateninシグナルの活性化因子である塩化リチウム(Lithium Chloride;LiCl)に着目し,フィーダーフリー環境に馴化したヒトiPS細胞を,上記因子を添加した歯胚上皮細胞分化誘導培地にて培養した。
同培地において,各因子の添加の有無および,LiClに関しては種々の濃度で添加した際の,各分化段階の細胞における遺伝子発現を解析する事で,ヒトiPS細胞の歯胚上皮細胞への最適な分化条件を探索した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果として,フィーダーフリー環境に馴化したヒト由来iPS細胞を対象とした,歯胚上皮細胞への分化誘導法の最適化に関する所見が得られた。同所見は,iPS細胞からエナメル芽細胞等,歯胚上皮系の細胞・組織を樹立する方法を確立する一助となり,発生学的な研究への応用や,齲蝕治療等において既存の手法を更に発展させる,技術革新に応用されることが期待できる。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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