研究課題/領域番号 |
19K19133
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
鬼村 由梨 (松浦) 九州大学, 歯学研究院, 特別研究員 (80778837)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 薬剤関連顎骨壊死 / ミトコンドリア / 細胞治療 / アスピリン / 顎骨壊死 / MRONJ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では幹細胞により安定した治療効果を提供することを目指す。すなわち実験a) 疾患モデルから幹細胞を採取し、幹細胞の性質変化と治療効果への影響を評価する。実験b) 前述の幹細胞が性質変化しているとすれば、それを治療するために正常なMSC処理または薬物(アスピリン)処理を施しその効果を確認する。実験c) 投与量・回数をコントロールするため「バンキング」の概念を採用する。以上3つの実験を並行して進めていくことで、幹細胞の臨床的な安全性を確実なものにする。
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研究成果の概要 |
間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell: MSC)は優れた増殖能、分化能、細胞制御能を有しており、組織、臓器における再生治療や様々な疾患に対する細胞治療のディバイスとして大きな可能性を有している。薬剤関連顎骨壊死(medication-related osteonecrosis of the jaw: MRONJ)モデルを用いた過去の実験では、MSCの経静脈投与により抜歯後の治癒不全や多臓器に認める炎症の改善が報告されている。本研究では、上記のようにMSCが病態を改善させる治療メカニズムについてMRONJ様モデルを用いて解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell: MSC)は優れた増殖能、分化能、細胞制御能を有しており、組織、臓器における再生治療や様々な疾患に対する細胞治療のディバイスとして大きな可能性を有している。本解析を通して、MRONJに対するMSCの治療効果はMSCを採取された個体の全身状態に影響を受けること、さらにMSC同士の直接的な相互作用が影響する可能性が示唆された。
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