研究課題/領域番号 |
19K19167
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
野田 さわこ 長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (00713900)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 難治性骨折 / 人工骨基質 / 遺伝子 / 生体デリバリー / 骨折 / 遺伝子治療 / ベクター / 基質 / 骨再生 / 骨形成不全症 / 生体材料 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究で実施する高機能骨誘導型GAMの開発は、申請者らがこれまで得てきた成果をもとに立案されている。例えばGAMに搭載したmiRNA20aが、複数の遺伝子発現を制御することで優れた骨誘導能を発揮し得ることは、申請者の実験結果から既に示唆されている。さらに、NanoballベクターをGAMに組み込み(pBMP4コード型)、骨再生局所へ応用することの有用性についても、予備実験にて一部知見が得られている。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、遺伝子・核酸を搭載した自己組織化ナノベクターを応用することで、骨誘導性を発揮する遺伝子活性化人工骨基質を開発し、難治性骨折などの治療に応用することで、治癒不全や骨変形などを軽減させる新規治療用材料を創出することにある。これまでに、BMP4やCol1遺伝子などを搭載した自己組織化ナノベクターを数種の人工骨基質に組み込んだGAMによる有効性評価を骨折モデルなどで実施し、一定の有効性に関する知見が得られているところである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
局所に応用する骨誘導デバイスの新規技術開発の成果を、難治性骨折を対象とした治療に発展的に応用する試みは、われわれの研究グループ独自の知見と技術を発展させた従来にない独創的な課題であると考えている。そのため、骨折局所でその機能を効果的に発揮させる技術が開発されれば、最近試みられている細胞移植による再生治療とは異なり、安定供給の見込める汎用性の高い新規医療材料を創出することができると考えられる。
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