• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

間葉系幹細胞培養上清を利用した下顎頭吸収の予防・治療法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K19226
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

須田 大亮  新潟大学, 医歯学総合病院, 専任助教 (20806137)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード下顎頭吸収 / MSC-CM / ラット下顎骨延長モデル / 進行性下顎頭吸収(PCR) / 間葉系幹細胞培養上清(MSC-CM) / 下顎骨延長モデルラット / 進行性下顎頭吸収 / 間葉系幹細胞培養上清
研究開始時の研究の概要

顎変形症術後に生じる進行性下顎頭吸収(Progressive condylar resorption, PCR)といった異常な下顎頭吸収を防ぐ方法はいまだに確立されていない。組織再生や抗炎症効果が期待される間葉系幹細胞(mesenchymal stem cells,MSC)の培養上清(conditioned media from MSCs,MSC-CM)をラット下顎骨延長モデルに併用して実験することで、MSC-CMが下顎頭吸収の予防・治療に効果があるか明らかにする。

研究成果の概要

顎変形症に対する外科的矯正手術後の下顎頭吸収に対する予防法・治療法の検討のため、下顎骨延長モデルに間葉系幹細胞の培養上清(MSC-CM)を投与する実験を行った。ラット大腿骨から採取した間葉系幹細胞を培養してMSC-CMを採取した。ラット下顎骨に延長装置の装着し、10日間かけて下顎骨の右側を3.5mm延長することで下顎頭に負荷をかけた。延長を行う10日間に、MSC-CMを合計3回、尾静脈より投与を行った。MSC-CMを投与した群は下顎骨延長術前と比較して下顎頭の骨量と骨塩量が上昇していた。対照群は逆に低下を示していた。上記の実験よりMSC-CMが下顎頭吸収を防ぐ効果がある可能性を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

進行性下顎頭吸収(Progressive condylar resorption :PCR)は顎変形症に対する外科的矯正手術後の患者にしばしばみられる下顎頭吸収であり、手術後の後戻りの原因の一つとされている。手術後の下顎頭吸収の予防法・治療法の検討のため、下顎骨延長モデルに間葉系幹細胞の培養上清(MSC-CM)を投与する実験を行った。MSC-CMを投与したラットの下顎頭は骨形成が促進している所見を認めたため、MSC-CMが下顎頭吸収の予防法・治療法として効果を発揮することができる可能性を示すことができた。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Conditioned medium from mesenchymal stem cells improves condylar resorption induced by mandibular distraction osteogenesis in a rat model2021

    • 著者名/発表者名
      Katagiri Wataru、Endo Satoshi、Takeuchi Ryoko、Suda Daisuke、Saito Naoaki、Kobayashi Tadaharu
    • 雑誌名

      Heliyon

      巻: 7 号: 3 ページ: 1-8

    • DOI

      10.1016/j.heliyon.2021.e06530

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi