研究課題/領域番号 |
19K19352
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松久 貴晴 名古屋大学, 医学系研究科, 客員研究者 (80782101)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 共感 / 服装 / CARE Measure / 家庭医 / 医師患者関係 / 行動変容 / 健康増進 / 補完医療 |
研究開始時の研究の概要 |
医師の服装は患者が抱く第一印象に重要であり、家庭医の中には白衣を着用しない医師がいる。 現状どの程度の家庭医が白衣を着用していないのか、白衣を着用することが患者の感じる共感に影響を与えるのか、白衣を着ない家庭医の理由については明らかでない。 本研究では、家庭医の診療時の服装の実態に関する全国調査を行い、白衣の着用の有無が共感への影響するか比較試験を行い、白衣着用の有無に関する家庭医の認識について質的研究から探索を行う。
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研究成果の概要 |
家庭医が診療の場ごとに着衣する服装の傾向についてアンケート調査を行い、学会発表および論文報告を行った。続いて、家庭医の白衣着用の有無が「患者の視点からの医師の共感」に与える影響について準ランダム化比較試験を行い、学会発表および論文報告を行った。これらの研究より、患者の行動変容に着目し、メタボリックシンドロームの減量・行動変容に焦点を当て、マインドフルネスアプリのパイロットランダム化比較試験を実施し、論文報告を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の家庭医療専門医は、診療の場ごとに着衣する服装を変える傾向があることを明らかにした。家庭医の白衣着用の有無が「患者の視点からの医師の共感」に与える影響については、医師の服装は患者全体として受け取る医師の共感に影響を与えないが、男性患者に限定すると、白衣はカジュアルな服装に比べて、有意に受け取る医師の共感を低下させることを明らかにした。また患者の行動変容に結び付く、マインドフルネスアプリの評価を行った。
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