研究課題/領域番号 |
19K19443
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2020-2021) 早稲田大学 (2019) |
研究代表者 |
根本 裕太 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (40838166)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 社会経済的地位 / 教育年数 / 世帯収入 / 身体活動 / 座位行動 / 高齢者 / 暮らし向き / 地域在住高齢者 / 社会参加 / 混合研究法 |
研究開始時の研究の概要 |
社会経済的地位(Socio-Economic Status: SES)が低い者は多くの健康問題を有していることが指摘されている。このような状況にある高齢者は社会的・健康的弱者とされ、今後の健康づくりの最も重要な対象者である。そこで本研究では、地域在住の自立高齢者を対象に、SES層ごとの身体活動、座位行動の特性(関連要因)を明らかにし、プログラム開発に必要な情報を得ることを目的とする。そのために、従来の量的研究に加えて最近注目されている質的研究を組み合わせた混合研究法を用いて詳細な検討を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、地域在住の自立高齢者を対象に、SESごとの身体活動、座位行動の関連要因を明らかにし、プログラム開発に必要な情報を得ることを目的とした。そのために、従来の量的研究に加えて質的研究を組み合わせた混合研究法を用いて詳細な検討を行った。 その結果、低SESの高齢者の方が身体活動量は少なく座位時間は長いことが示唆された。身体活動および座位行動の関連要因においては、SESによって異なっていたことから、特性に応じた介入策の提供が求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者のなかでも社会経済的地位(Socio-Economic Status: SES)が低い者は多くの健康問題を有していることが指摘されている。このような状況にある高齢者は社会的・健康的弱者とされている。本研究で明らかとなった各SESの関連要因に対してアプローチすることで、SESの違いによって生じる身体活動や座位行動の格差を是正する可能性が考えられる。今後の研究によって、身体活動・座位行動の格差を是正する介入プログラムを開発し、地域全体に普及・実践していくことが求められる。
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