研究課題/領域番号 |
19K19451
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
杉山 雄大 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 室長 (20725668)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 糖尿病 / 疫学 / 医療政策 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病合併症を減少させるためには早期診断・早期介入が重要と考えられるが、本邦における平均的な「2型糖尿病発症から診断までの期間」に関するエビデンスが乏しい。そのため、本研究では臨床データや疫学データを解析することによってこの期間を推定し、期間に影響を及ぼす因子を検討する。また、発症から診断までの期間を短縮するために必要な政策的介入を検討する。
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研究成果の概要 |
2型糖尿病は発症から診断に至るまで時間がかかるが、その期間(診断前の有病期間)に関連する因子は何か明らかではなかった。本研究は、診断前の有病期間の長短によって、その後の細小血管合併症発生率が異なることに注目し、関連する因子を調べることを目的とした。レセプト情報・健診情報のデータを用いた本研究の中で、健診で糖尿病が診断された場合と糖尿病の診断とほぼ同時に処方が開始された場合では、後者のほうが網膜症発症をより多く認め、診断に至った経緯の違いによって診断前の有病期間に差があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果より、同じ糖尿病診断からの期間であっても、糖尿病の診断の経緯が異なる場合には糖尿病網膜症の発症率が大きく異なり、糖尿病診断の経緯の違いによって「2型糖尿病発症から診断までの期間」が異なることが示唆された。糖尿病の診断後すぐに処方を行った患者に関しては、糖尿病の真の有病期間はすでに長いことが考えられるため、診断後速やかに眼科受診を行うことが重要であるという、臨床的、政策的な意義のある示唆を得た。
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