研究課題/領域番号 |
19K19722
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
幸田 仁志 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 講師 (80746305)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 姿勢 / バイオメカニクス / 高齢者 / 評価 / 予防 / 地域在住高齢者 / 介護予防 / 身体機能 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、非侵襲かつ簡易的に高齢者の姿勢を評価できるプログラムを開発する。 具体的には、安価機器やフリーソフトを用い、被写体の形状を読み取るメカニズムを応用して、体節部の座標から脊柱弯曲角を算出するプログラム開発を試みる。開発したプログラムと従来より妥当性が示されている機器との値を比較することにより,プログラムの妥当性を検証する。最終的には,高齢者にリスクや障害予防の指導方法を提示するフィードバック機能も取り入れた一連の姿勢評価ツールを確立する。
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研究成果の概要 |
Kinectセンサを用いて、脊柱弯曲角を体表から非侵襲的に計測するプログラムを開発した。本プログラムでは、カメラに映るエリアを囲うことによって、各プロットの空間座標が獲得できる。計測時は、映像内の対象者の脊柱をマーキングすることにより、胸椎と腰椎の弯曲角が算出することができるようになった。またプログラムの精度をスパイナルマウスと比較することにより検証した。その結果、胸椎後弯角において有意な相関関係が得られ、本プログラムの妥当性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロコモティブシンドロームやフレイルの予防のためには、高齢者の上下肢・体幹の関節安定性、パフォーマンス能力を客観的手法で定量的に評価し、適切な対策を講じていく必要がある。しかしながら、高齢者検診では姿勢アライメントを簡易かつ非侵襲的に計測する手段がなかった。 本研究で開発したプログラムによって、安全かつ簡便に高齢者の姿勢を評価することができ、各地域の高齢者検診にて幅広く活用することが可能となった。また臨床現場においても、経験則や主観に頼っている姿勢評価を、客観かつ定量的に行うことができるようになった。
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