研究課題/領域番号 |
19K19738
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 京都大学 (2020-2021) 名古屋市立大学 (2019) |
研究代表者 |
細川 陸也 京都大学, 医学研究科, 講師 (70735464)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 社会的スキル / 育児環境 / 学校適応 / 社会適応 / 小学校高学年 / 学校不適応 / 思春期 / 学童期 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,小学校高学年から中学校にかけての社会的スキルの発達に影響を及ぼす育児環境の特徴を明確化し,育児支援プログラムを開発することである。 本研究では,幼児期から3千人規模の縦断調査を継続して実施し,社会的スキルの発達に影響を及ぼす育児環境の特徴を明らかにするとともに,幼児期からの継続的な社会的スキルの発達が,学童期から思春期にかけての学校適応に経年的にどのように影響を及ぼしているのかを明らかにする。さらに,本研究の成果をもとに,研究協力機関へのヒアリングや専門職らのインタビューなどを経て,学校不適応を防止するための育児支援プログラムを開発する予定である。
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研究成果の概要 |
学校不適応の増加の背景として,児の社会的スキルの未発達が指摘されている。本研究の目的は,小学校高学年における社会的スキルの発達に関連する育児環境の特徴を明確化し,育児支援のための環境指標を明らかにすることである。本研究は,名古屋市在住の児およびその養育者を対象に,小学5年生(10歳),小学6年生(11歳)の時点で追跡調査を実施し,社会的スキルの発達に関連する育児環境の特徴について分析を行った。分析の結果,家族機能,家族と共有する生活習慣,親のワーク・ライフ・バランス,居住地域の近隣環境の質などが児の社会的スキルの発達や行動問題に関連していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,学校不適応のリスクの高まる小学校高学年における社会的スキルの発達に関連する育児環境の特徴を明確化した。発達に関連する育児環境の特徴を明らかにすることで,学校不適応を防止するための育児支援の環境指標として活用することができる。本研究は,社会的スキルの発達に着目した育児環境へのアプローチを通じて,学校不適応の防止に寄与することを目指している。
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