研究課題/領域番号 |
19K19739
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 三重大学 (2022-2023) 岐阜協立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
井倉 一政 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (60733011)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 開業保健師 / 公衆衛生看護活動 / 精神保健分野 / 精神保健 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでに、既存の行政保健師のサービスだけでは必要な対象に、十分に支援が行き届いていない現状があることを明らかにし、精神保健分野における開業保健師活動の重要性を指摘してきた。しかし、精神保健分野の開業保健師の実践活動に必要な要素はいまだ明らかにされていない。本研究では、開業保健師が取り組む精神保健分野の実践活動に必要な要素を文献研究、事例研究、量的研究、質的研究の各手法を用いて、明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、精神保健分野の開業保健師の実践活動に必要な要素を明らかにすることである。文献検討やフォーカスグループインタビューの結果から、起業準備、ビジネスマナー、営業の要素が必要であると示唆された。これらの要素を反映させたオリジナルプログラムを構築し、実際に開業を目指す保健師にこのプログラムを提供した。その結果、「起業を見越したキャリアの棚卸し」、「起業ノウハウの獲得とイメージの醸成」、「事業創出の難しさ」、「事業主視点を活かしたキャリア再考」などを学ぶことができ、開業保健師の実践活動に必要な要素の確認ができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、精神保健分野の開業保健師の実践活動に必要な要素の一部を明らかにできたことである。またその過程で、トライアルとして開業保健師の養成プログラムを実際に試行的に実施し、プログラムの評価を実施することができた。開業保健師養成プログラムの受講者からもプログラム内容のフィードバックを得て、保健師が開業する際の学びのプロセスの一部も明らかにすることができた。
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