研究課題/領域番号 |
19K19807
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
宮口 翔太 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (60780343)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 経頭蓋交流電流刺激 / 一次運動野 / 小脳 / 運動学習 / 神経ネットワーク |
研究開始時の研究の概要 |
近年、新たに注目されている経頭蓋交流電流刺激(tACS)は、刺激した脳領域間の神経ネットワークを強化することができる。我々は、これまでの研究成果から運動遂行に関わる脳領域の神経ネットワークを強化することで、運動機能が効果的に向上することを発見した。しかし、この手法が運動学習効率を向上させるかどうかは未だ明らかでない。そこで本研究は、運動学習に寄与する神経ネットワークを明らかにした上で、tACSを用いて運動学習に寄与する神経ネットワークを強化した状態で運動学習課題を遂行することで、運動学習効率がより向上するかどうかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究課題では,運動学習に関与する一次運動野と小脳に対して経頭蓋交流電流刺激(tACS)を与えることにより,運動学習が向上するかどうかを検討した.その結果,一次運動野と小脳にtACSを与えながら運動練習をすることによって,運動スキルの保持が向上することが明らかになった.本研究課題の成果は,Journal of Clinical Neuroscienceに掲載された
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,ヒトがより効率的に運動スキルを身に付けるための運動学習プログラム考案の一助となると考えている.すなわち,リハビリテーション分野やスポーツ分野において患者あるいはアスリートがより効率的に運動スキルを身に付けるための介入方法の開発に貢献する成果であると考えている.
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