研究課題/領域番号 |
19K19815
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
工藤 慎太郎 森ノ宮医療大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (70737915)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 足部 / 三次元動作解析 / ランニング障害 / 伸縮性歪みセンサー / サポーター / 扁平足 / 装具療法 / 筋硬度 / 伸張性歪みセンサー / アーチ / ランニング / バイオメカニクス / 伸張性ひずみセンサー / 装具 / Windlass機構 / 超音波エコー |
研究開始時の研究の概要 |
健康のためにランニングを行いたいと考えるものの,ランニングにより疼痛が発生するためランニングを継続できなくなることもある.このようにランニング障害の予防は選手のみならず,多くのスポーツ愛好家にとって重要になる.ランニング障害を予防するためには,その障害の発生機序の解明が必要になる.従来の研究では,扁平足という構造の変化が生じた足にランニングの負荷が加わることで筋硬度の上昇を招き疼痛が発生するという病態が考えられていた.しかし,同じ環境で同じ練習をしているにも関わらず,症状のないの扁平足が多くいる.そこで,従来の分類に加えて,機能的視点で細分化し,よりランニング障害になりやすい足を明らかにする.
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研究成果の概要 |
本研究は新たな足部type分類を定義し,ランニング障害の発生機序の一端を解明することを目的として行った.これまでの足部タイプは内側縦アーチの静止立位時の状態に基づいた扁平足やハイ・アーチなどの分類が行われたきた.しかし,ランニングなどのスポーツ障害は静止立位よりも大きな床反力を受けた際に発生する.そのため,足部タイプもランニングや歩行などの運動時の足部変化を考慮したタイプ分類が必要と考えた.特に本研究では代表的なランニング障害の一つであるmedial tibial stress syndromeに着目し,その発生には後足部と前足部間の過度な運動が関与することを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果,代表的なランニング障害のMedial tibial stress syndromeを予防する上で,後足部に対する前足部の過度な運動が生じているタイプを抑制する必要があることが判明した.この成果はランニング障害発生機序を運動学的に捉えたことになり,障害予防に有効である.具体的には後足部に対する前足部の過度な運動を抑制するサポーターや靴などのFootwearの開発や運動療法の提案が今後可能になる.
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