研究課題/領域番号 |
19K19837
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
杉山 恭二 大阪公立大学, 大学院リハビリテーション学研究科, 講師 (70774610)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ジャンプ着地 / タイミング / RFD / 着地衝撃 / ACL再建術後 / タイミング一致 / 神経筋機能 / スポーツ傷害 |
研究開始時の研究の概要 |
急激な強い外力により生じる捻挫などのスポーツ傷害は着地衝撃で多く発生する。そのため、傷害予防には着地衝撃のコントロールが重要であるが、身体機能との関連は不明確なため、有効なトレーニング方法も明らかでない。着地衝撃が最大となる時間は60-200msと最大筋力が発揮されるよりも早いため、着地衝撃の外力を予想して素早く筋力発揮する巧みさが必要である。これに関与する筋機能として、神経筋機能の評価時にタイミング予測課題を加えることで新たな質的な指標を確立し、着地衝撃との関連を調査する。健常成人での調査から開始し、ハイレベルのスポーツ選手やスポーツ復帰前のリハビリ患者まで検証し、妥当性も検討する。
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研究成果の概要 |
スポーツ損傷の受傷機転に多い着地動作に着目し,適切なタイミングで瞬発的な力を発揮する能力と,着地能力との関係を調査した。カウントダウン課題で膝伸展のrate of force developmentが増加した対象者は,着地時の荷重率が低かった。この結果は,適切なタイミングで瞬発的な力を発揮する能力が,着地時の着地衝撃を吸収する能力に関連していたことを示唆している。適切なタイミングで瞬発的な力を発揮する能力はが着地衝撃の大きさの決定要因の1つである可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スポーツ傷害が着地衝撃の大きさと強く関係していることを考えると,適切なタイミングで瞬発的な力を発揮する能力は,スポーツ傷害を予防するために非常に重要である。適切なタイミングで瞬発的な力を発揮する能力にさらに重点を置くことが,スポーツ傷害の発生率を減らすのに役立つ可能性があるため,傷害予防プログラムを開発する際に本研究の結果が役立つことが社会的意義と考えている。
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