研究課題/領域番号 |
19K19937
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
九里 信夫 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (10761299)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 腹側被蓋野 / ファイバーフォトメトリー / 神経活動 / リーチング / げっ歯類 / イメージング / リハビリテーション / 脳損傷 / ラット / 電気刺激 / ドーパミン神経 / 脳血管障害 / 光学イメージング / モデル動物 / ドーパミン / 脳卒中 / in vivo / 経頭蓋電気刺激 / 脳活動 / 脳卒中モデル / 光イメージング / 中脳ドーパミン神経 |
研究開始時の研究の概要 |
脳梗塞を始めとする脳血管障害では、損傷が生じた脳領域に応じて認知・運動機能障害が生じる。本研究では、運動機能向上に不可欠とされる「中脳-運動関連皮質ドーパミン神経回路」に着目し、本神経回路の活性化が脳梗塞後の運動機能回復に与える影響を明らかにすることを目指す。脳梗塞モデル動物の運動機能回復過程における本神経回路の活動様式を明らかにするとともに、その活動様式に基づく神経回路の活性化が運動機能回復の促進に寄与するかどうかを検証する。以上を通じて、ドーパミン神経回路を利用した新たな運動機能回復促進技術の開発に資する基礎的な知見を得ることを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は中脳ドーパミン神経の運動中の活動様式を明らかにし、運動機能を向上させるための技術開発に資する知見を得ることを主目的とする。この目的を達成するため、ドーパミン神経を含む中脳腹側部の運動課題中の活動様式を計測した。また、中脳腹側部に刺激電極を留置し、運動課題中の電気刺激が運動機能に与える効果を検証した。その結果、中脳腹側部の神経細胞が、運動課題中に生じる外部環境の変化により一過性に活動すること、そして、電気刺激による賦活化が、運動課題成績を一時的に向上させることを示す知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中脳ドーパミン神経は運動学習などとの関係が知られており、運動機能障害を呈する脳卒中患者等の治療標的として着目されている。しかしながら、運動課題中の活動様式は十分には明らかになっておらず、どのようなタイミングで活性化することが有効なのかは不明であった。本研究では、げっ歯類を対象とした実験により、その活動様式を明らかにしたものであり、学術的に有用であるだけでなく、ドーパミン神経を標的とした新たな脳活性化技術の開発につながることが期待される。
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