研究課題/領域番号 |
19K19958
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 新潟食料農業大学 |
研究代表者 |
山中 亮 新潟食料農業大学, 食料産業学科, 准教授 (50632840)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 100 m走 / ランニングエコノミー / 大腰筋 / 筋横断面積 / 屋外400mトラック / スプリント能力 / スプリントトレーニング / 乳酸カーブランニングテスト / 陸上競技400mトラック / 屋外 / 長距離走者 / 低酸素トレーニング / 高強度トレーニング / 長距離走者のパフォーマンス / 低濃度酸素トレーニング / MRI |
研究開始時の研究の概要 |
長距離走者のパフォーマンスに対して,有酸素性能力といった要素だけではなく,スプリント能力の重要性が明らかとなっている.そこで本研究では,長距離走者において,スプリント能力を向上させるようなトレーニングを実施することで,スプリント走のパフォーマンスや大腰筋の筋横断面積の増大といったスプリント能力の向上に伴い,長距離走者のパフォーマンスがさらに向上するのかどうかを検証することを目的とする.
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研究成果の概要 |
長距離走者が高いレベルのパフォーマンスを発揮するためには,以前から示されているような最大酸素摂取量,ランニングエコノミーに優れていることが前提となり,それに加えて,これまで考えられていた以上にスプリント力を高めることが重要となる可能性がある. 本研究では,スプリント能力と関連する大腰筋の筋横断面積を増大させること,そして,スプリント能力そのものをトレーニングによって高めることにより,長距離走者のパフォーマンスが向上するのかどうかを検討した.その結果,トレーニングにより大腰筋筋横断面積の増大もしくはスプリント能力の向上に伴い,長距離走者のパフォーマンスが向上したことを明らかとした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で実施した長距離走者のパフォーマンス向上に及ぼすスプリントトレーニングもしくはレジスタンストレーニングの効果を検証した研究は,国際的にみてもこれまで実施されていなかった.本研究では,その効果を実証し,長距離走者のための新たなトレーニング方法としてトレーニングの現場に提供できる社会的意義の高いデータとなると考えられる. また,本研究のトレーニングの結果から,長距離走者のパフォーマンスを高めるためには,スプリント能力を向上させることが重要となるといった,これまでに報告されていない学術的意義のあるものとなったと考えられる.
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