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骨格筋酸素利用に関する評価指標開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K20006
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

増田 貴行  浜松医科大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (00785925)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
キーワード酸素摂取動態 / 骨格筋酸素利用 / 一段階運動負荷試験 / 酸素摂取量 / 心肺運動負荷試験 / 酸素利用能力 / 骨格筋酸素利用能力 / レジスタンス運動 / 膝関節伸展運動 / 定常状態
研究開始時の研究の概要

目的は、骨格筋酸素利用能力の評価指標を開発することである。そこで酸素需要が亢進する運動開始時の酸素摂取動態に着目した。運動開始時の酸素摂取動態は、酸素供給と酸素利用に起因する。膝伸展運動時の酸素摂取動態は、酸素供給の影響を受けないと報告されている。従って膝伸展運動時の酸素摂取動態は、酸素利用能力に起因すると考えられる。
酸素摂取動態の測定は、心肺運動負荷試験に基づく一段階運動負荷試験で行う。しかし膝伸展運動の心肺運動負荷試験は妥当性の検証が不十分である。そこで膝伸展運動の心肺運動負荷試験を開発し、膝伸展運動の一段階運動負荷試験による酸素摂取動態が骨格筋酸素利用能力を反映するかを検証する。

研究成果の概要

レジスタンス運動における酸素摂取量の時定数(τ)を用いることで、骨格筋の酸素利用能力を測定することができると仮説を立てた。そこで本研究では、レジスタンス運動によるτVO2を測定するための条件設定を目指した。本研究は初めて単関節運動で酸素摂取量の定常状態を確認した。本研究で採用したプロトコルは、抵抗運動を伴う心肺運動負荷試験で得られた無酸素性閾値は適切であると判断された。本研究の結果は、レジスタンス運動における運動負荷の正確な設定、骨格筋機能評価における条件設定に寄与するものである。

研究成果の学術的意義や社会的意義

生命予後と強い関係を持つ「体力」は、心臓・肺・骨格筋の総合値として出力される全身機能である。つまり理論上は心臓や肺に障害をもった方でも、骨格筋を鍛えることで余命を伸ばすことが可能となる。骨格筋の評価では、筋肉の「質」と「量」が重要である。前者は筋への毛細血管や筋でエネルギーを産生するための能力が挙げられる。後者は筋肉の量や力などが挙げられる。しかし前者の評価は、侵襲的かつ複雑な検査が必要で医学的に発展が乏しい分野である。そこで本研究では、筋肉の「質」を簡便かつ非侵襲的に評価するための条件設定を確立した。本研究の結果は、筋肉の「質」を評価に貢献する。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Validity of anaerobic threshold measured in resistance exercise2022

    • 著者名/発表者名
      Masuda Takayuki、Takeuchi Shinta、Kubo Yusuke、Nishida Yusuke
    • 雑誌名

      J Phys Ther Sci

      巻: 34 号: 3 ページ: 199-203

    • DOI

      10.1589/jpts.34.199

    • ISSN
      0915-5287, 2187-5626
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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