研究課題/領域番号 |
19K20032
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 北海学園大学 (2021-2022) 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター (2019-2020) |
研究代表者 |
内藤 貴司 北海学園大学, 法学部, 講師 (20806278)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 輻射熱 / 日射量 / 晴天 / 身体冷却 / 深部体温 / 平均皮膚温 / 運動能力 / 間欠的運動能力 / 持久性運動 / 持久的運動 / 日光 / 持久的運動能力 / 皮膚温 / 体内冷却 / 体外冷却 / アイススラリー / フィールドスタディ / 運動生理学 |
研究開始時の研究の概要 |
高温下において持久的運動能力は過度な深部体温の上昇によって低下するが,アイススラリーを摂取すると,その低下が抑制できる.しかし,先行研究は実験室での測定であり,暑さの重要な要因である日光による輻射熱の影響は考慮されてこなかった.輻射熱を伴う暑熱下では深部体温の上昇に加えて皮膚温の上昇も引きおこされるため,アイススラリー摂取による方略は最善でないことが考えられる.したがって,本研究では屋外暑熱環境下において,体温動態および持久的運動能力に及ぼす①種々の輻射熱の影響,②異なる輻射熱における種々の身体冷却の影響を明らかにする.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は屋外暑熱環境下において,体温動態および持久的運動能力に及ぼす①種々の輻射熱の影響を明らかにすること、②高輻射熱における種々の身体冷却の影響を明らかにすることであった. 本研究の結果から①暑熱環境下に日光による輻射熱が加わると、皮膚温が持久的運動能力の決定要因になること、②運動前のアイススラリー摂取と送風冷却による複合的な身体冷却は、アイススラリー摂取のみと比べ持久性運動能力の有意な改善を導かないことが明らかとなった。③運動間のアイススラリー摂取および送風冷却は、腹部からの深部体温の推定値、鼓膜温と平均皮膚温をアイススラリー摂取のみに比べ低下させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は競技場面における運動能力向上のみならず、社会に対する炎天下での農作業や熱中症予防などの安全な生涯スポーツの実施に貢献できると考えられる。
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