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アスリートはなぜ風邪をひきやすいのか 運動ストレスによる口腔内の免疫応答の理解

研究課題

研究課題/領域番号 19K20042
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関名寄市立大学

研究代表者

丸山 洋介  名寄市立大学, 保健福祉学部, 助教 (50748910)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード運動ストレス / 局所ストレス応答 / 唾液 / プロテオーム / 口腔 / 局所免疫 / proteome / 運動 / open window theory / 免疫 / スポーツ / トランスクリプトーム
研究開始時の研究の概要

研究では病原菌やウイルスの感染の最前線である口腔に着目して、強度の高い運動を行う前後の口腔粘膜のトランスクリプトーム解析と唾液中のタンパク質のプロテオーム解析を行う事で、運動ストレスによって調節される免疫応答の初期段階を明らかにする。

研究成果の概要

ハーフマラソンによる運動ストレスによって誘導される口腔内のストレス応答について、唾液のプロテオーム解析を行う事でその一端を明らかにした。唾液タンパク質の定量プロテオーム解析ではcystatin S(CST4),Kallikrein 1(KLK1)とImmunoglobulin Kappa(IGK)が抑制因子として同定した。CST4やKLK1は抗菌活性有すると考えられ、IGKはIgAの補助マーカーとして報告されている。またハーフマラソン2時間後のIGHA1とCST4,IGKに相関があった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

運動ストレスの研究で唾液は血液中ホルモン量や身体疲労の程度を測る指標として用いられる事がほとんどである。本研究ではハーフマラソン前後の唾液を詳細に解析する事で、運動ストレスにおける口腔内の局所的なストレス応答の一端を明らかにした。解析の結果から、ハーフマラソン程度の運動においても、局所的な免疫の抑制が誘導されていると考えられた。また、同定されたCST4は身体的なストレス以外に精神的なストレスでも変化する事が報告されている。精神的なストレス時のCST4の変化はIGHA1の変化とは異なっている事から、IGHA1とCST4を解析する事で人のストレス状態の把握に寄与できると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] open window状態における唾液タンパク質の定量分析2021

    • 著者名/発表者名
      丸山洋介, 森仁志
    • 学会等名
      29回 運動生理学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 強度運動ストレス時の口腔内応答の理解2020

    • 著者名/発表者名
      丸山 洋介
    • 学会等名
      運動生理学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] アスリートはなぜ風邪をひきやすいのか 運動ストレスにより口腔内粘膜で誘導される転写因子の解析2020

    • 著者名/発表者名
      丸山洋介, 田邊宏基, 安藤清一, 関朋昭
    • 学会等名
      北海道体育学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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