研究課題/領域番号 |
19K20046
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
小林 唯 國學院大學, 人間開発学部, 准教授 (50782843)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 心拍リズム解析 / 睡眠の質評価 / ウェアラブルセンサ / 心拍数 / アスリート / コンディショニング / 睡眠 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,アスリートのコンディショニングを客観的に評価するシステムの開発を目的 とする。測定は簡便で継続的な方法で,かつ使用者自身がすぐに解析を行えて即時的なフィードバックが行えるシステムを構築するために,睡眠の質の評価には心拍データを用いることとした。研究目的を達成するために,具体的には以下を行う。①脳波測定で得られる周波数特性と心電図測定で得られる心拍変動データを比較する。②練習による運動負荷が睡眠の質にどのような影響を与えるのかを明らかにする。③PSG法により判定された睡眠ステージと,心拍・加速度法により推定された睡眠ステージの整合性による検証。④コンディショニング評価システムの構築。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,アスリートの心拍リズム解析による睡眠の質評価の可能性を検証し,運動負荷量が睡眠の質に与える影響を明らかにし,客観的なコンディショニング評価システムを開発することである。アスリートの睡眠時の心拍および加速度データの分析により、心拍リズム解析の有用性が確認された。睡眠時ポリグラフ検査では,アスリート特有の脳波の変化は確認されなかったが,心拍リズム解析が睡眠の質を含むアスリートのコンディショニング評価に有用なのではないかという知見を得られたことは,大変意義深い成果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,心拍リズム解析がアスリートの睡眠の質を評価する新たな方法として有用であることを示した点である。これにより,従来のポリグラフ検査に頼らず,より手軽で効率的な評価方法が確立され,スポーツ科学の発展に寄与すると考えられる。また,社会的意義としては,アスリートのコンディショニングを客観的に評価するシステムが確立されることで,スポーツ現場でのパフォーマンス向上や健康管理がより効果的になる点が挙げられる。
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