研究課題/領域番号 |
19K20048
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
藤田 真平 桜美林大学, 健康福祉学群, 助教 (30814529)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 疲労骨折 / 骨代謝マーカー / トレーニング量 / トレーニングの質 / スマートウォッチ / 走行距離 / 走行速度 / ウェアラブルウォッチ / トレーニングの量 |
研究開始時の研究の概要 |
疲労骨折の発症率が高い長距離選手は、遅い走速度で長距離を走る「量」の多いトレーニングや、速い走速度で短い距離を走る「質」の高いトレーニングを実施しており、どちらのトレーニングが疲労骨折の要因なのか不明であった。そこで、長距離選手のトレーニングにおける質と量のどちらが疲労骨折を発症させているのかを、尿から骨の状態を把握することで明らかにする。トレーニングの質は走行速度、量は走行距離とする。これらの測定は、GPS搭載のスマートウォッチを用いることで正確に把握する。本研究で得られる結果は、疲労骨折なしでトレーニングを継続させるためのトレーニング計画を立案する一助になると考える。
|
研究成果の概要 |
長距離走のトレーニングには、走行距離の多いトレーニングや走速度の速いトレーニングがある。しかし、これらのトレーニングが骨に対してどのような影響を及ぼしているかは明らかでなかった。そこで、長距離走の異なるトレーニングが骨に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。 その結果、週間走行距離が長くなる走行距離が長いトレーニング期は、筋へのダメージは大きいが、骨吸収を抑制する可能性が示された。一方で、走速度の速いトレーニングを行っているときは、骨形成が優位な骨代謝動態を示した。このことは、疲労骨折を発症させないでトレーニングを行うための一助になると考える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで明らかにされていなかった長距離選手のトレーニングの質と量が骨に及ぼす影響を明らかにした最初の研究となる。骨の状態やGPS搭載のスマートウォッチを用いて走行距離や走速度を定量化したことから、トレーニングの骨への影響を正確に把握できることを示した。得られた結果は、長距離選手のトレーニング計画立案の一助になると考える。
|