研究課題/領域番号 |
19K20055
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 静岡産業大学 |
研究代表者 |
江間 諒一 静岡産業大学, スポーツ科学部, 准教授 (10768196)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 筋損傷 / 二関節筋 / 関節角度 / サイクリング |
研究開始時の研究の概要 |
運動により筋が損傷すると、身体機能の低下が生じる。筋損傷は伸張性運動によって生じやすいことが分かっているが、その詳細なメカニズムは不明である。また、筋損傷には一度生じると、しばらく生じにくくなる「繰り返し効果」があるが、そのメカニズムもよく分かっていない。本研究では、近位と遠位の二つの関節を跨ぐ二関節筋の特徴的な振る舞いに着目し、筋損傷と繰り返し効果のメカニズムを解明することを目指す。
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研究成果の概要 |
骨格筋(いわゆる筋肉)は、スポーツを含む身体動作中にその長さを伸ばしながら力を発揮する伸張性収縮を行う場面が多い。高強度の伸張性収縮によって筋に損傷(筋損傷)が生じ、遅発性筋肉痛や身体運動パフォーマンスの低下、さらには怪我が発生する可能性がある。特に怪我が生じやすい二関節筋(近位と遠位、二つの関節を跨いで骨に付着する骨格筋の総称)に筋損傷が生じるメカニズムについて検討した。近位関節を伸ばした状態で伸張性運動を行うと、関節を曲げた状態で運動する場合よりも大きな筋損傷が生じることが分かった。その理由として、近位関節を伸ばした状態では、運動中の筋の長さ変化が大きい可能性が関係していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二関節筋は身体運動において重要な役割を果たすことが分かっている。その二関節筋に筋損傷が生じると、身体運動パフォーマンスの低下や、筋肉痛による運動意欲の減退、ひいては不活動につながる恐れがある。本研究の結果を活用することで、パフォーマンスの低下や不活動を防ぐための効果的な方法を開発することができると考えられる。
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