研究課題/領域番号 |
19K20089
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
鈴木 雄貴 中京大学, スポーツ科学部, 任期制講師 (10808976)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 踏切準備 / 助走 / 踏切 / 跳躍 / 体育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、走幅跳やバスケットボールのランニングシュートのような助走を伴う跳躍運動の踏切準備に着目した実験を行う。①助走を伴う跳躍運動における踏切準備動作が踏切へどのような影響を及ぼすのか検証し、②助走で得られた速度を効果的に鉛直速度へ変換させる「助走を活かした踏切」を達成するための踏切準備動作の技術を明らかにする。そして、③得られた知見と指導法を照らし合わせ、「助走を活かした踏切」のための踏切準備動作について科学的根拠に基づいた指導法を考案することとした。
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研究成果の概要 |
本研究では、助走を伴う跳躍運動における踏切準備動作が踏切へどのような影響を及ぼすか検証し、助走で得られた速度を効果的に鉛直速度へ変換させる「助走を活かした踏切」を達成するための踏切準備動作の技術を調査することを目的とした。その結果、身体重心パラメータについて、踏切のみならず踏切準備局面においても有意差が認められ、跳躍方向を変化させる要素として踏切準備局面に着目する必要性が示された。また、出来る限り遠くへ跳躍させる試技および出来る限り高く跳躍させる試技は、踏切1歩前において鉛直重心速度の上昇を抑え、低い重心位置で踏切へ移行することで、離地角度を大きくし易くし、高く跳躍していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで助走を伴う跳躍運動に関する研究は、その多くが助走局面と踏切局面に分けて分析・考察されているが、本研究では助走から踏切へ移行するための踏切準備局面に着目し、助走と踏切を繋ぐ踏切準備の技術について示した。それにより、分断し解釈される傾向のあった「助走」「踏切」に関するこれまでの研究成果を繋ぐ発想が生まれ、新しいトレーニング方法を検討することが可能となった。
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