研究課題/領域番号 |
19K20195
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 湘南医療大学 (2021-2022) 星薬科大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
木村 愛 湘南医療大学, 臨床医学研究所, 研究員 (40769840)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 統合医療 / アロマセラピー / 摂食障害 / 抗肥満作用 / 生活習慣病 / 運動 / 運動療法 |
研究開始時の研究の概要 |
肥満症や生活習慣病患者の増加は世界的な社会問題で、我が国においても1000万人以上と言われており、肥満治療に割かれる医療費問題は深刻であり、効率的かつ効果的な肥満治療の開発は急務である。しかし肥満のメカニズムは多様であり、特に中枢レベルでの摂食調節の作用機序は複雑である。また従来の食事療法や運動療法の単独療法は十分な抗肥満効果は期待されず、運動の効果は長期の継続が必要で顕著な肥満解消は期待できない。そこで本研究では、抗肥満作用に有効であると考えられる運動と抗肥満作用が期待される簡易かつ安全性の高い芳香療法を併用し、効率的かつ効果的な肥満解消を試み、その効果を科学的に解明する。
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研究成果の概要 |
摂食調節やストレスに影響を与える精油の香りを用いた芳香療法の確立を目的とし、まずラットを用いた精油の香り暴露による脳内の応答部位や摂食調節に関与するニューロン活動の動態を形態学的に調査した。ラットに精油の香りを暴露し、視床下部の神経応答を観察した結果、ジンジャーおよびペパーミント精油に高い応答性が見られた。また、ジンジャー精油の香り暴露におけるc-FosとMCHの二重免疫染色を行った結果、LHにて共発現が観察された。よって、ジンジャー精油の香りは摂食促進作用がある可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ジンジャー精油の香りは摂食促進作用がある可能性が示唆された。今後、様々な精油の香り刺激による脳内の摂食調節機構を解明することにより、摂食障害疾患の代替医療の一つとして、芳香療法が活用できると考えられる。
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