研究課題/領域番号 |
19K20255
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
須藤 克弥 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (70821867)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 異種統合無線 / 体感品質学習 / ユーザ参加型センシング / 深層学習 / 映像伝送 / マルチパス通信 / 体感品質推定 / 異種無線システム / 電波伝搬推定 / チャネル品質推定 / 映像配信 / 周波数効率 / 空間補間 |
研究開始時の研究の概要 |
モバイルトラヒックの飛躍的な増大を背景として、セルラー網や無線LANなど多種多様な無線システムを連携して利用する異種無線統合システムの実現が望まれている。そこで本研究は、ユーザ参加型センシングと体感品質学習を用いた無線システム選択手法を提案する。パケットロス率や動画像の画質などユーザ端末自身が観測した情報をエッジサーバが収集し、多変量の観測情報から無線環境と体感品質を推定することで、体感品質を満足する無線システムを選択する。体感品質を評価基準とした異種無線統合システムの実現により、周波数利用効率と体感品質を著しく向上する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、4K/8K映像配信や動画像解析AIサービスにおいて安定した体感品質を提供するため、複数の無線システムを効果的に利用する方法を確立することである。特に、スマートフォンをセンサとして活用し、物理層からアプリケーション層までの通信品質ビッグデータを構築し、ユーザの要求に即した通信特性を達成するための映像伝送方式やマルチパス通信方式を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、ユーザの通信品質や映像品質をリアルタイムで収集し、サイバー空間で通信状況把握やネットワーク制御が可能となるデジタルツイン型制御方式を確立したことである。また、本研究の社会的意義としては、今後需要が一層増加する4K/8K映像配信や動画像解析AIなど次世代サービスに向け、体感品質を保証しつつ周波数利用効率の高い無線通信を確立したことであり、6Gの実現に寄与するものである。
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