研究課題/領域番号 |
19K20324
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
伊東 嗣功 秋田県立大学, システム科学技術学部, 助教 (30757282)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 機能的近赤外線分光法 / 注意 / 持続的注意課題 / 注意散漫状態 / 閾下刺激 / NIRS / 時系列解析 / fNIRS / 意識の脇見 / 脳血流計測 / 視覚閾下刺激 / 注意散漫 / 眼球運動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では脳血流と眼球運動の時系列データからリアルタイムに注意散漫状態を検出し,閾下刺激を用いて無意識下に注意喚起を行うシステムについて検討する. 注意力散漫な状態で運転する漫然運転は人的事故要因の約半数を占めており,注意散漫状態を正確かつ高速に検出することは交通事故の防止やQOLの向上につながる.近年では注意散漫状態の高速検出法や注意喚起システムの研究開発が推進されている.しかし,注意喚起法によっては交感神経に影響を与え心拍数が増加すると報告がある.そこで本研究では人が知覚できない閾下刺激を採用した注意喚起システムを検討する.
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研究成果の概要 |
課題失敗直前の酸素化ヘモグロビン信号の傾向から,課題失敗をする前にその予兆を検出することが可能か検討した.その結果,課題失敗直前において酸素化ヘモグロビン信号が増加する傾向を確認した.その酸素化ヘモグロビン信号が増加しているタイミングで閾下刺激を提示することで,課題正答率を制御可能か検討したが有効な結果は得られなかった.採用した課題の刺激提示間隔とfNIRSの時間分解能の関係から,刺激に依存した酸素化ヘモグロビン信号の変化をとらえきれていない可能性がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドライバーの注意散漫な状態を背景とした漫然運転は人的事故要因の約半数を占めていると考えられており,注意散漫状態を正確かつ高速に検出することは交通事故の予防やQOLの向上につながる.一般生活中においても,注意散漫状態における課題への失敗など,何かしらのタスクエラーを起こす前にその予兆を検出することが可能になれば,間違える前に注意喚起をするシステムについても検討が可能になる.また注意喚起を閾下で提示可能になれば,いわゆる意識に上らないような注意喚起システムが提案できると考えた.本研究において課題失敗の予兆検出には成功したが,閾下刺激を用いた注意喚起システムとして有効な結果は得られなかった.
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