研究課題/領域番号 |
19K20328
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 宇都宮大学 (2020-2021) 玉川大学 (2019) |
研究代表者 |
金成 慧 宇都宮大学, 工学部, 助教 (40813770)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 視運動性眼振 / 瞳孔反応 / 眼球運動 / 視覚的注意 / 自閉症スペクトラム障害 / 注意位置 / 注意シフト / 抑うつ / バイオマーカー / 自閉症スペクトラム / 輻輳眼球運動 / 瞳孔 / 奥行き知覚 |
研究開始時の研究の概要 |
視野の持続的な動きに対して,視運動性眼振(OKN)と呼ばれる眼球運動が生じる.OKNは視覚的注意を向けた位置の運動と対応することが知られている.本研究は,OKNを用いて,3次元シーンにおける人の視覚的注意位置,注意の度合い・範囲の推定が可能か明らかにすることを目的とした.本研究の成果は,実環境における注意位置推定システムの向上に大きく貢献し,車両運転中の事故防止や人とロボットの円滑なコミュニケーションの実現に寄与する.
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研究成果の概要 |
本研究は視運動性眼振(OKN; optokinetic nystagmus)と呼ばれる眼球運動を用いて,人の視線位置とは異なる視覚的注意位置が推定可能か明らかにすることを目的とした.研究の結果,OKNと瞳孔反応を用いることで,人の注意位置だけでなく,注意を切り替えるタイミングも推定できることを明らかにした.さらに,本研究の注意位置推定手法が自閉症スペクトラム障害の傾向の推定に利用できるを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果から,OKNの制御機構と瞳孔の調整機構が密接に関連することが示唆される.本研究の成果は,個人差に適応した実環境における注意位置・注意シフト推定システムの向上に大きく貢献し,車両の事故防止や人とマシンの円滑なコミュニケーションの実現に寄与するだけでなく,自閉症スペクトラム障害など,個人の心理的特性を推定するバイオマーカーの開発にも貢献が期待できる.
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