研究課題/領域番号 |
19K20615
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
小川 将樹 三重大学, 工学研究科, 准教授 (30772644)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | デザイン支援 / 視線誘導 / 視覚的注意 / 反射的眼球運動 / インターフェースデザイン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、能動的に「見る人の視線」を誘導することで、視覚的に情報を提供するようなコンテンツやインターフェースなどのデザインをより充実させることを目的としています。近年はコンテンツ利用者の視線の動きが自然にコンテンツ作成者の意図に沿うよう、様々な工夫が凝らされています。現在はコンテンツ内の要素の配置調整などが主な手段ですが、そこに利用者の視線を動かす仕掛けを加えることで、より能動的に利用者が情報を得られる可能性を検討します。
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研究成果の概要 |
本研究は視覚的な刺激によって無意識的に生じる視線の移動に注目し、その応用可能性を確かめるものであった。そのために、視覚的な刺激に応じた視線の移動について、その基本的な特徴を確かめる実験と、応用可能性を検証する実験との、二種類の方針で実験を行った。 その結果、周辺視野への刺激によって視線の移動が生じやすいことなどが確かめられた。また、記憶課題の成績を通して、応用可能性についても、限定的ながらその有効性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって得られた成果は、学術的には、無意識的に生じる視線の移動について、その基本的な特性に関する知見を提供した点で意義があると言えよう。社会的には、短期的な学習効果への検討のみであるが、コンテンツ内における効果的な情報提示手法として、有効で有る可能性を提示できたという点で意義があると考えられる。今後、視線の移動と視覚的な注意の性質との関係性の解明や、応用可能性に関する検討の種類の拡充などにより、更なる発展があると考えられる。
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