研究課題/領域番号 |
19K20622
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
富田 誠 東海大学, 教養学部, 准教授 (50631826)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 視覚的対話 / 協働研究 / 学祭的研究 / 参加型デザイン / 学際的研究 / コ・デザイン / 科学技術コミニュケーション / 科学技術コミュニケーション / 共創 / デザインゲーム / ビジュアルダイアローグ / トランスディシプリナリ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、高度な専門性を持ち、専門領域を超えたコミュニケーションが難しい理系研究者を対象として、領域横断的な研究を進めるための視覚的対話のワークショップのプログラムを開発することを目的とする。このプログラムは、研究者自らが複雑な研究を図解し、図解されたものを用いて対話し、動かし合いを通して、創造的に連携点を見つけ出すことを特徴とする。研究の実施にあたっては、1.視覚的対話の手法の研究者に対する調査、2.WSの実施と分析による創造的連携の理論モデルの構築とツールの開発。3.プログラムの改善とツールと手法の公開 の3つを中心に進める。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は研究者の連携を促すための対話の手法の開発であり、研究者が研究内容を視覚化し、それらを用いて対話する「視覚的対話」を特徴とする。本研究の成果を4つの工程ごとに述べる。1.協働デザインの分野における視覚的な対話手法を文献調査によって比較研究した。2.学際的研究に関する文献調査及び複数の大学の研究者や研究支援者にインタビュー調査し課題を明らかにした。3.複数の視覚的対話ワークショップ(以下、WS)の設計と開発をした。例えば、研究内容をモノ化したり、表現したものを組み合わせるプログラムがある。4.複数機関でWSを実施検証し、WSプログラムをウェブサイトに公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は研究連携をデザインの立場から、特に視覚表現からアプローチし、対話の手法を設計と様々な場における実践、そして、他者が実践できるプログラムを開発した。4年間の研究期間中の約2年以上がコロナ禍と重なり、対面型WSの実施がスムーズに行えなかったが、オンライン形式のWS手法や、研究者の内発的動機の交換に焦点を当てたWSなど計画時に想定しえなかった実践に着手できた。また、研究者だけでなく様々な組織においても実践することで、「つくりあう」ことと「わかりあう」を往復しながら話し合う「視覚的対話」の応用可能性を見い出すことができた。
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