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サブミリ空間分解能で粒子線治療計画を行う陽子線CTシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K20657
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90110:生体医工学関連
研究機関東北大学

研究代表者

田中 香津生  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, リサーチフェロー (20780860)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード陽子線治療 / リッジフィルタ / 粒子線治療 / 医学物理学 / 陽子線CT
研究開始時の研究の概要

粒子線治療はX線治療に比べて、特定の深さで高い放射線量を放出するブラッグピークという特徴があるため、副作用の低い放射線治療として注目されている。
この特徴を最大限に生かすために、陽子線で体内をスキャンし粒子線による線量分布を直接測定する陽子線CTの研究が近年活発である。しかし、実際に陽子線CTを用いて計画した照射条件の精度の評価が充分でないため、未だに陽子線CTが臨床で用いられない。
そこで、本研究では陽子線CTによる照射計画に沿った陽子線照射をサブミリ精度で3次元照射分布をゲル線量計で測定し、臨床応用に必要な精度での照射準備の手法を確立する。

研究成果の概要

陽子線治療では、事前にCT画像による治療計画を行うが、粒子線と違いコンプトン散乱等の要素があるため、大きな不確かさを伴うという問題があり、事前に直接陽子線で体内のスキャンを行う陽子線CTの研究が活発に行われている。この陽子線CTで得られた治療計画に基づくビーム照射を高い精度で行うため、照射陽子エネルギーの分布を任意に広げることで目的の線量分布を得られるビーム軸上の構造物であるリッジフィルタの開発及び性能評価を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではCYRICのサイクロトロン加速器から供給される陽子ビームを用いた測定により、要旨の散乱による強度減衰効果も加味したリッジフィルタ設計のパラメータ決定を行った。これにより家庭用の3Dプリンタを用いても陽子線CT研究に十分用いることができるリッジフィルタを製作することが可能となった。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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