研究課題
若手研究
本研究では、磁気共鳴代謝イメージング装置(DNP-MRI装置)を用い、酸化ストレスやミトコンドリア機能異常が進行と共に変化する事が報告されているヒトおよびマウスのNASHモデルにおいて、生体内の酸化ストレスやミトコンドリア機能を非侵襲的に可視化し、NASHの病態を定量的に評価可能かどうかを明らかにすると共に、NAFLD/NASHの病態進行機序を解明する。
肥満患者が増加し、非アルコール性脂肪性肝疾患/肝炎(NAFLD/NASH)を原因とする肝硬変患者も増加している状況で、NAFLD/NASHの病態を正確に診断し得る磁気共鳴代謝イメージング装置(DNP-MRI装置)の開発と、NAFLD/NASHの病態進行機序を解明する事を目的に本研究を行った。自験例ではDNP-MRI装置による評価が、NAFLD/NASHの病態進行を良好に評価し得る事が明らかとなった。DNP-MRI装置による評価が、ミトコンドリア機能を評価していることも明らかとなり、AFLD/NASHの病態進行にミトコンドリアが関与している可能性が示唆された。
本研究の成果として得られた酸化還元反応、しいてはミトコンドリア機能を個体・組織・細胞レベルで可視化・評価できる診断機器は、NAFLD/NASHの正確な診断が非侵襲的に行える可能性が示唆された。この診断機器は今まで侵襲的に行ってきた肝生検に変わるNAFLD/NASHの診断法となり得、治療効果の診断や病態メカニズム解明にも有用であると考えられる。
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